process
STEP 1
企画デザイン
新しい靴のイメージをふくらまして
具体的な靴の製造へつなげる、靴づくりの出発点です。
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デザイン画の作成。
打ち合わせを重ねて、新しい靴のイメージを完成させます。 -
サンプルの木型をつくります。
新しい靴のデザインにフィットするように微妙な調整も必要。 -
木型にデザインペーパーを貼り、
靴のアウトラインを描きます。 -
靴のラインにあわせ、
それぞれのパーツの紙型をつくります。 -
各種足のサイズに合わせた紙型は
CADを使用して作成。 -
サンプルづくりを終えたら、
木型や靴底、中底など各パーツを製造業者に発注します。
STEP 2
製甲
靴の顔ともいえるアッパー部分をつくる作業。
革の漉き作業や縫製作業は、熟練の技術が必要です。
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紙型にあわせて革を裁断します。
サンプルの靴づくりは自動裁断機で。 -
刃型を利用して裁断機を使う方法もあります。
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革漉きの作業。革の縁の部分を薄くそぐことで、折り込み作業などをしやすくします。
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革の甲部にそりをつけるには
クリッピング機を使用。 -
60~75°Cの熱でおさえると、
このような形状に。 -
耐久性を上げる為に、
補強芯を入れる。 -
さまざまなパーツを縫製して
アッパー部分を完成させます。
STEP 3
底付け
靴のアッパー部分に靴底を取りつける工程。
専用器具を利用した職人の技で、質の高い靴が生産されます。
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木型に靴の中底を、くぎで固定します。
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アッパーに先芯と月型を入れる。
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トーラスター機でアッパーを吊り込みます。
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ヒールシート機で、かかと部の革をきれいにまとめてくぎを打ちます。
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ヒール部分がきれいに見えるように、ヒールバンディング機でかかとの底を平らに仕上げます。
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ソールバンディング機で底の革をけずり、底面を平らにします。
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約100℃のヒートセッターに通して、革の水分を飛ばし、しわなどをきれいに伸ばします。
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プライマーを施し、本底を剥がれにくくします。
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本底圧着機で、靴底をしっかり固定させます。
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ヒール部分は別工程で着色。多様な色彩に着色できます。
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ヒールにくぎを打ち靴に固定。
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くぎの位置と本数を検品。
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シューフォーマー機によって、かかとの部分を美しく仕上げます。
STEP 4
仕上げ
完成した靴はいよいよ最終工程へ。
最後に厳しいチェックを受け、美しい装いで出荷されます。
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タックスくぎの飛び出しを触診で検品
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ひとつひとつ手作業で中敷きを貼り込みます。
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のり汚れ等ないかをチェックしてきれいにする作業。
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熱風を当てて革の表面を美しくします。
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温まった革にコテをかけて、つやを出します。
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箱詰め前の最終検品
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箱詰め作業。ブランド毎の箱へていねいに収めます。
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X線検査を行い、お客様へ出荷します。